イタリアで人生初のカウチサーフィン

こんにちは!イノショーです。イタリアにて人生初のカウチサーフィンをしてきました。

写真:イノショー

カウチサーフィンとは至極簡単にいえばAirbnbの無料版なのですが、滞在自体を主な目的としているAirbnbに対し、カウチサーフィンの利用者の多くは文化交流や言語交流を主な目的としています。そのためAirbnbのような宿泊費が発生することがないのです(正確には月240円かかりますがAirbnbで1泊するのとくらべると何でもない)。

またカウチサーフィン(ソファを渡り歩く)という名前の通り、カウチサーフィンの滞在ではお家にあるソファが寝床になったりします。僕の場合はリビングに用意された折り畳み式のベッドをホストの方に用意していただきました。この辺も大抵プライベートな個室などが与えらるAirbnbとは違う点です。しかしカウチサーフィンは前述の通り滞在自体にお金はかからないので文句など言えるはずはありません。むしろ常に安い寝床を探しているバックパッカーにとってはAirbnbより遥かにありがたい存在がカウチサーフィンです。

写真:イノショー

さて、今回お世話になったのはイタリアのイヴレアという所に住んでいるイタリア人ルイーザさんのお宅でした。イヴレアはイタリアの大都市であるトリノから電車やバスで大体1時間くらいのところにある街です。大きくも小さくもない中規模の街で北部に位置しています。

前述の通り初日は部屋のリビングに折り畳み式のベッドを用意して貰いました。しかしルイーザさんが自身のアパートの1つ上の階に構えているアートスタジオのほうが個人的にはかなり気に入り、2日目の夜と3日目は丸々そのアートスタジオに滞在させてもらえることになりました。

写真:イノショー

アートスタジオにはベッドがありませんでしたので文字通り「カウチ」で寝泊まりしています。日本ではソファと言うのが一般的ですが英語圏やヨーロッパ圏ではカウチ(couch)というのが一般的かもしれません。

僕はかつて5歳年上の兄の家に居候していたことがあり、その時にソファで寝泊まりしていたため、ソファやカウチで寝ることには全く違和感や不便さは感じません。むしろソファの方に慣れてしまうと、そっちの方が逆に居心地がよかったりします。

写真:イノショー

カウチサーフィンで滞在しているとはいえ個人的に初対面の人のお家をバシャバシャと撮るのはどうかと思ったので、ベランダからみえるイヴレアの街の写真を撮りました。さすが長い歴史のあるイタリアらしい、風情溢れる街並みに魅力を感じました。

写真:イノショー

僕は人の多い観光エリアがあまり好きではないので特に外出はせず、近くのスーパーマーケットをウロウロするくらいでした。それ以外の時間はアートスタジオで絵を書いたりルイーザさんとその彼氏であるレオナルドさんと3人でご飯を食べたりしました。

写真:イノショー

僕がかねてよりイタリアの本場で食べてみたかったティラミスを作っていただきました。ティラミスという名前は聞いたことはあるけど、実際に食べた記憶が無かったのでどんな味なのかとても楽しみでした。

実際に食べてみると、チョコレートとコーヒーの味が混ざったムースケーキといった感じで美味しかったです。ただ作る行程が非常に複雑で手間がかかっていたので、自分自身で作るのは難しそうでした、、、。今後ティラミスが食べたくなったら、自分で作るのではなくイタリア料理店やベーカリーに行くことでしょう。

写真:イノショー

ジェノベーゼパスタも作ってもらいました。本場イタリアの家庭で出されるパスタの味は味があまり濃くなく、さっぱりめなのが印象的でした。しかし美味でした。

写真:イノショー

アートスタジオでは前述したように絵を描いていました。長らくホステルを渡り歩く旅をしていたので、このようにアートに集中できる環境に身を置くのは久々でした。

ホステルには色んな人がいるため、アートだけに集中することが難しく、アートからは長らく遠ざかっていました。しかし久々にアートに集中できる環境で、プレッシャーやネガティブな感情と葛藤することなく、楽しんで絵を描くことができた気がします。

写真:イノショー

こちらはまだ完成前の様子です。ルイーザさんが飼っていた猫をモデルにしました。後ろは五重塔をモデルにしています。ルイーザさんは自身が見た夢をアートとして表現することがあるらしく、中々面白いなと思って今回は真似させていただきました。

僕は大人になってからはほとんど夢を見なくなりましたが、幼稚園か小学校低学年くらいのころまで、定期的に同じ夢を見ることがありました。

写真:イノショー

その夢とは、五重塔が舞台になっていて、僕がダルマのような怪物のようなモンスターからひたすら逃げているというものです。これをある一定の年齢になるまで、定期的に見ることがありました。なので今でもその夢だけは覚えているのです。

初めてのカウチサーフィンでしたが、総括するとよい経験ができました。久々にポジティブな感情でアート活動を楽しめたこと、本場のイタリア家庭料理を楽しめたことが大きかったです。

それでは!

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